vSphere 5.1 からのvMotionについて、
シビれる記事を見つけました。

 

vMotion without shared storage requirement, does it have a name?
http://blogs.vmware.com/vsphere/2012/09/vmotion-without-shared-storage-requirement-does-it-have-a-name.html

 

 

内容は・・・

 

vSphere 5.1 では、機能拡張により共有ストレージなしのvMotionが可能になった。
しかし、このvMotionの機能拡張は ただ 「vMotion」と呼んで!

 

といった感じです。

 

 

「共有ストレージなしvMotion」 はいろいろな通称がありますが、

ただしくは、ただの 「vMotion」 とのことです。

 

X-vMotion
→内部コードネームで、詳細設定(advanced setting)のパラメータ名には残っている。

 

Unified vMotion
→vMotion と Storage vMotionをくみあわせた、というアーキテクチャの話。

 

Enhanced vMotion
→特に記事では触れてませんが、そのままですね。

 

ほかにも、

クロスホストvMotion とか呼ばれます。

 

 

「通常、別の名前がつけられるような機能は 別途ライセンスが必要になるが、
これからは vMotion さえ使える環境であれば、共有データストアなしでvMotionできる」

 

というところに美学があるようです。
すごい機能が追加されたわけではなく、
vMotionがすごくなった、というニュアンスなのでしょうか?

 


ちなみに、X-vMotionの名残りのある詳細設定は下記のことみたいです。

~ # esxcli system settings advanced list -t /XvMotion
   Path: /XvMotion/VMFSOptimizations
   Type: integer
   Int Value: 1
   Default Int Value: 1
   Min Value: 0
   Max Value: 1
   String Value:
   Default String Value:
   Valid Characters:
   Description: Enable VMFS-specific IO optimizations

(ESXi にログインして esxcli コマンドで確認しています)

 

この設定を vSphere Client で確認する場合は、
ホスト の [構成] → ソフトウェア の [詳細設定] を開くと確認することができます。

 

XvMotion.VMFSOptimization

 

「VMFS固有のIOを最適化を可能にします」 とのこと。
デフォルトは 1(最大)

 

です。